不眠症の症状に合わせて治療を始めよう

不眠症の症状に合わせて治療を始めよう

不眠症と睡眠薬の関係

日本人の5人にひとりが患っている不眠症。
不眠症と診断されると、睡眠薬によって安定した睡眠サイクルを取り戻す治療方法が一般的です。

しかし眠りにまつわる悩みは一人ひとり異なるため、用いられる睡眠薬の種類も変わってきます。

毎晩、ベッドに入ってから眠れないまま数時間が経ってしまう
夜中に何度も目が覚めてしまって、睡眠がこま切れでツライ
アラームがいらないくらい、毎朝早く起きてしまう

それぞれの症状に適した睡眠薬を選べなければ不眠は改善されず、余計なストレスや症状の悪化を招いてしまう可能性も。

睡眠薬による治療をはじめるためには、まずは自分の不眠タイプを把握することが第一歩なんです。

●自分の不眠症タイプを知ろう

不眠症は「どんな風に眠れないのか?」によって、大きく4つのタイプに分類されます。

【入眠障害】
寝つきが悪く、床についてから30分~2時間以上経っても眠れない症状を入眠障害といいます。
「眠れなかったらどうしよう」という不安から悪化する可能性もあるため、早めの対処が必要です。

【中途覚醒】
睡眠中に目が覚めてしまい、その後再び眠ることが難しい症状です。
うつ病や睡眠時無呼吸症候群などの患者に多くみられるほか、加齢にともなう睡眠サイクルの乱れが大きな原因。
眠りが浅く、睡眠がこま切れになるため、翌日に疲労が残りやすくなります。

【熟睡障害】
一定の睡眠時間は確保されているにもかかわらず、眠ったという満足感が得られないのが熟睡障害。
レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)のサイクルが変化して起こると考えられており、高齢者に多く認められる症状です。

【早朝覚醒】
起床の予定時刻よりも2時間以上早く目が覚めてしまうのが早朝覚醒です。
睡眠サイクルが変化する高齢者のほか、うつ病を患っている人に起こりやすい症状。

いずれかひとつの症状に悩まされる場合もあれば、複数の症状を同時に生じるケースもあります。
眠れなさの度合いも個人差が大きく、睡眠薬の選定には症状と薬の効果に対する正しい知識が必要。
また睡眠薬の投与以外にも、生活習慣の見直し、就寝環境の改善などと併せて改善を目指します。

●症状に合った睡眠薬選びを

睡眠薬は、効果発現までにかかる時間と作用の持続時間によってカテゴライズされています。

【超短時間作用型】
作用のピーク/服用から1時間以内
効果の持続時間/2~4時間

【短時間作用型】
作用のピーク/服用から1~3時間後
効果の持続時間/6~10時間

【中時間作用型】
作用のピーク/服用から1~3時間後
効果の持続時間/12~24時間

【長時間作用型】
作用のピーク/服用から3~5時間後
効果の持続時間/24時間以上

即効性の高い睡眠薬は作用時間が短く、長く効く薬は効き始めるまでにも時間がかかるということがわかります。

入眠障害で寝つきの悪さに悩んでいる人には、超短時間作用型の睡眠薬が最適。
服用後30分ほどで効き始めるので「効いている」という実感が得られやすいので、不眠症治療におけるはじめの段階で選ばれます。

自力で睡眠が維持できない、かつ一定以上の睡眠時間を確保したいと考える人には短時間~中時間作用型の睡眠薬がオススメ。
ただし作用時間が長ければ長いほど、翌日への影響は残りやすい点には注意が必要です。
眠気やだるさを持ち越さずに日中を快適に過ごすためにも、服用時刻と起床時刻の管理は慎重に行ないましょう。

●睡眠薬の購入方法

睡眠薬は、精神科や心療内科、内科などで処方されます。
不眠を自覚しているのなら、まずは医療機関の受診を。医師の判断のもと一人ひとりの症状に適した睡眠薬が選定されるので、安心して治療を始められます。

自分にピッタリの睡眠薬がわかっている人や、通院の時間を捻出するのが難しいという人、精神科へ足を運ぶ勇気が出ないという人は、通販サイトを利用するという方法も。
海外発送の通販であれば、医師の診断を受けなくても日本で処方されている睡眠薬を購入できます。

ただし通販の場合、医療機関を介さないので睡眠薬の選定や服用後の影響はすべて自己責任。
自分がどのタイプの不眠症なのか?や、購入する睡眠薬についての基礎知識は必須です。

不眠症を治したいと思うなら…、
1、病院を受診
2、睡眠薬を処方してもらう
3、自分に適した睡眠薬の名前を知る
4、定期通院を続けるor通販で睡眠薬を買う

という流れがベター。
「睡眠薬を飲めば眠れるようになるんでしょ」といった安易な判断で通販を利用しても、症状に適した睡眠薬を選べなければ期待した効果は得られません。

症状の正確に把握して睡眠薬についてのちょっとした知識を蓄えたうえで、不眠症の治療に取り組んでいきましょう。